2025.05.10
選手
湘南OWS10kmを完泳するために必要な10のこと
~海という自然と向き合い、泳ぎ切る力を養うために~
湘南の海を舞台に開催される湘南オープンウォータースイミング(OWS)。その中でも「10km」は国内トップレベルの距離を誇る種目であり、チャレンジングで魅力的な競技です。
しかし、完泳には泳力だけでなく、準備・知識・精神力が欠かせません。今回は、10km完泳を目指すスイマーの皆さんに向けて、「完泳のために必要な10のこと」をご紹介します。

① 長距離を泳ぎ切る体力と持久力をつける
10kmはプールに換算すると約400周以上の距離です。週1〜2回は5km以上のロングスイム練習を行い、長時間泳ぐ体をつくりましょう。
② 海での実戦的な練習を重ねる
プールと海では環境が大きく異なります。波、潮の流れ、視界の悪さ、浮力の違いなど、海の特徴に慣れておくことで安心して本番に臨めます。
③ 当日に着用する水着やスイムブイに慣れる
湘南OWSではスイムブイの着用が必須(※一部種目を除く)です。本番で違和感がないよう、事前にレスチューブやスイムブイを使って泳ぐ練習をしておきましょう。
④ 補給や栄養管理を計画的に行う
長時間のスイムではエネルギーの消耗が激しくなります。当日の朝食、レース前の補給、レース中のエネルギー対策まで、事前に計画を立てておくことが完泳の鍵となります。
⑤ 自分に合ったペース配分を身につける
序盤に力を使いすぎると後半で失速してしまいます。練習の中で「無理なく続けられるペース」を把握し、そのペースを守ることが完泳につながります。
⑥ 呼吸を安定させ、左右呼吸を習得する
一方向のみの呼吸だと、波や日差しの影響を受けやすくなります。左右どちらでも呼吸できるようにしておくことで、より安定した泳ぎが可能になります。
⑦ コース取りとヘッドアップスイムの練習
目印となるブイやランドマークを確認しながら泳ぐには、定期的に前方を見る「ヘッドアップスイム」の技術が必要です。方向を見失わない泳ぎを身につけましょう。
⑧ 本番に向けて体調を整える
直前での過度な練習はケガや体調不良の原因になります。レース1週間前からはコンディションを優先し、栄養と睡眠をしっかり取りましょう。
⑨ メンタル面の準備もしておく
長時間のレースでは、孤独や不安に襲われることもあります。つらい時間が来ることを想定し、「ここまで準備してきたから大丈夫」と自分を信じる気持ちを持ちましょう。
⑩ 安全第一の意識を持つ
無理は禁物です。少しでも体調に異変を感じたら、勇気を持ってリタイアする判断も大切です。完泳は目標ですが、安全に戻ることも大切なゴールです。
湘南OWS10kmは、自分との戦いであり、自然との共存を感じられる貴重な体験です。しっかり準備を整えて、自分らしい泳ぎでゴールを目指しましょう!
事前に様々な練習会も開催されておりますのでそちらに参加されることもおすすめです!
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